富士市で外壁塗装を依頼する際にはこの点をチェックしておきましょう!

外壁塗装を富士市で依頼する際の料金は家の状況によって大きく変わります。思わぬことが料金を加算させてしまうこともあるので、事前にチェックしておくことで費用を抑えることが大切です。

住宅には外壁塗装がなされていますが、一定の期間を過ぎるとはがれてしまうので外壁塗装をし直す必要があります。しかし、その際には相応の料金がかかります。また、料金は住宅の置かれている状況によって変わります。どういった状態であれば料金が高くなったり、安くなったりするのかについて解説していきます。料金を抑えるポイントも紹介します。

大手メーカーと地元業者では値段が異なる

富士市には地域に根差した外壁塗装のメーカーと、全国展開している大手メーカーの両方があります。外壁塗装を依頼する際にはこの2つの違いについてよく知っておくことが大切です。大手メーカーの場合には実際の塗装は下請けが実施することもあります。場合によっては孫請けに任せるケースも起こりえます。そういった形になるのでどうしても中間マージンがかかってしまい、そのことが全体の料金にも影響を及ぼします。

地元の業者の場合には基本的に自社の職人が業務を行います。それゆえに中間マージンがかからず、全体のコストも抑えることができます。外壁塗装は1社のみが業務にあたるとのイメージがあるかもしれませんが、企業によっては複数の会社で行うケースもあります。その企業の数が多くなれば多くなるほどコストは上がっていきます。

基本的には1社で全ての業務を請け負ってくれる傾向のある地元企業の方が割安になりやすいです。メーカーに依頼をする際には実際に施工をする業者、業務を委託する業者など、その工事に関わる全ての業者のことを把握しておきましょう。

築年数によっても値段は変わる

住宅は建ててから時間が経過するとさまざまな部分に劣化が見られるようになります。例えば1年目であれば劣化もほとんどなく、外壁面も基本的には綺麗であることが想定されます。この場合には外壁塗装において補修を行う必要がなく、純粋に塗装だけを行えるので料金は安くなります。

しかしながら、10年目の場合にはなかなかそうもいきません。経年劣化によっていろいろな部分に不具合が出ている可能性も高く、工事をする前に補修から始めることになるケースも多いです。加えて外壁面にひび割れや色褪せなどが起こっていることも十分に予想されます。これといって外壁に大きな負担がかかることをしていなくても知らず知らずの間に傷ついていることがあります。

劣化が部分的であるか、前面に及んでいるかによって状況は大きく変わります。立地や環境にもよりますが、築年数が経過しているとカビやコケが生えてくることもあります。そういった住宅ではそのまま外壁を塗っても機能しない恐れがあるので、カビやコケへの対応を先に行った主たる施工が始まります。そうなると必然的に費用がかさむことになります。

建物の形状によっても外壁塗装の費用は変わる

建物の形状は千差万別であり、それぞれ全く異なる性質を持っています。大まかに縦長や横長と表現できることもあれば、凹凸があるケースもあります。縦長や横長の場合には基本的に塗装を行いやすく、特殊な手続きなどを行う必要はありません。その際には建物の長さによって塗装の範囲が変わります。凹凸がある場合には隙間などができやすく、塗装の手間が大幅にかかることもあります。

建物の形によっても塗装の範囲が変わることに注意が必要です。メーカーは現地調査を行い、どのようにすれば塗装が完了出来るかを確認します。その手続きが終わらなければ具体的な費用は算出出来ないのが一般的です。また、素人目に見た時の外壁に対する印象と、プロの目で見た時の印象には違いがあります。

素人目に見て塗りやすいように見えたとしても、実際にプロからすると塗装の難しい建物は存在します。塗りにくければ塗りにくいほど費用がかさんでしまうことになるので、建物の形状は非常に重要な要素といえるでしょう。建て替えなどで外壁の形が変化しているケースも少なくありません。

建物の立地で値段は変わる

外壁塗装はその工事のしやすさによって費用が異なりますが、立地も重要な要素の1つです。例えば他の家に囲まれている場合には日当たりが悪くなっていると予想され、コケやカビなどで外壁がおおわれている可能性もあります。その場合にはそれらを除去した上で施工が始まります。結果的にコストが高くなってしまう可能性が高いといえるでしょう。

道路に面している場合にはそういった問題が起こりにくいですが、紫外線の影響を受けた劣化が起こっている可能性があります。さらには車の排気ガスで外壁面が汚れるケースも多いです。囲まれていたとしても囲まれていなかったとしても、その状況は費用に大きな影響を及ぼします。家の周囲は三方に分かれており、その三方の状況が重要となります。

また、隣の家との距離が近い場合には家と家の間に入って塗装を行わなければなりません。作業が通常よりも難しくなる分、費用を高く設定されてしまう可能性があります。紫外線による劣化は他の汚れとは異なる処置をしなければならないことがあり、それも追加料金に含まれてしまいます。

家の置かれている環境によって費用が異なる

外壁塗装の料金は家の劣化具合によって変わりますが、その点に大きな影響を与えるのは環境です。例えば雨が多い地域であれば雨漏りの危険性が付きまとうことになります。雨漏りが発生すると白アリやカビなどの被害が発生し、外壁の状態は極めて悪くなってしまいます。そうなると外壁は塗装するだけでは不十分となり、補修工事を並行して行うことになるので費用は増えていきます。

日照時間が長いことにもデメリットはあります。日照時間が長いということは紫外線による劣化が進みやすいということなので、各種の建材が痛みやすく、交換をしてから塗装が始まるケースもあります。踏まなければならないステップが増えれば増えるほどコストは上がるので、それが料金へと上乗せされてしまいます。雪の多い地域や台風の多い地域では、それらを原因とする損傷が見つかることもあります。海が近くにある場合には潮風からの塩害も起こり易いです。日本は気象状況が変化する国なので、気象による影響は影響を受けやすいとされています。自分の家の置かれている環境を確認しておくことも大切です。

建物同士のスペースも費用に影響する

日本の住宅は基本的に密集して建てられやすいという特徴があります。昨今では余裕をもって建てられるケースも増えてはいますが、それでも密集している住宅が多いです。建物同士の間隔が狭いと塗装をしづらく、工法にも工夫が必要となります。それゆえにスペースが広いケースに比べるとどうしても施工費用が高くなってしまいます。

また、足場を建てられる範囲がどれくらいあるかも重要です。多くの家では外壁が2m以上になっているので、足場にのって作業をすることになります。足場を建てられない場合には他の台を用意しなければならず、別途の料金がかかることもあります。逆に土地が広かったり、周辺の人口が少なかったりする場合にはメーカーは何ら特殊なことをせずに工事を行うことが出来るので、追加料金が発生する可能性は低くなります。

多くのメーカーは外壁塗装の依頼を受けた後に現地で工事のための下見を行いますが、その際はスペースを必ずチェックします。そこまで全てが完了して初めて見積りを出すことが出来ます。空間の有無はそれほど大きな要素となっています。

業者の経験で料金は変わる

外壁塗装は長い歴史を持つ分野であり、何十年もこの仕事に携わっている方もいます。例えば塗装経験が20年を超えているような職人の場合には、仕上げも丁寧な塗装をしてくれる可能性があります。仕事に無駄がないので施工完了までの時間も基本的には短くなります。綺麗で均一な塗装を期待できる点も魅力です。

しかしながら、塗装歴が長ければ長いほど料金は高くなる傾向があります。高い技術を持つ職人に依頼すれば、それ相応の料金が必要になるということです。塗装経験が短い人物であれば比較的安めの料金で依頼出来る可能性もあります。ところが、経験の少ない方に依頼すると、塗りムラを起こしてしまったり、必要な作業が少し不足したりといったデメリットが発生することもあります。それゆえに価格が安ければ安いほど良いとは言えません。

技術の高さと料金のどちらを優先するかを決めておきましょう。技術不足の施工が実施されてしまうと、後々に外壁に不具合が発見されることもあり、再び塗り直しとなってしまい結局高額な費用が必要となるケースも起こりえます。

業者の得意分野によって費用が変わる

外壁塗装などを行っているメーカーには得意な工事とそうでない工事があります。例えば内装の工事を得意としているメーカーに外壁塗装の施工を依頼すると、料金が高めであったり技術が足りなかったりするケースも起こりえます。逆に外壁塗装を専門としている業者に依頼すれば、施工の内容が充実し納得の料金で仕上げてもらえる可能性が高まります。それゆえに事前の調査は非常に重要といえるでしょう。

中には内装と外装の両方を得意としているメーカーもあります。そういったメーカーの場合には、建物の中と外の施工を同時に依頼することが出来ます。別々に依頼した場合よりも費用を抑えられる可能性があります。何故なら内装と外装を得意としているメーカーは、他の会社に業務を委託する必要がないからです。塗料は建物の場所によって使い分けることが出来ます。一見同じような業者であっても、実は得意とする工事が異なるケースは珍しくありません。基本的には専門性の高い業者に頼んだ方がメリットは大きくなるので、施工実績などを詳しく確認してみることをお勧めします。

劣化している度合いによって料金が違う

どんな住宅であっても劣化を避けることは出来ません。しかし、劣化の度合いは住宅によって違います。最初に建てられた際にどのような建材を使用していたか、建築の技術は十分であったかによっても劣化度合いは変わってきます。

外壁が色あせていたり、汚れが多少ついていたりといった軽微な劣化であれば、施工の料金に大きな影響を与えることはありません。ところが、外壁の塗装がはがれていたり、汚れが大きく広がっていたりしている場合には損傷を直してから外壁塗装を行うことになります。それゆえに料金がかさんでしまうことも多いです。特に料金に影響を与えるのはヒビ割れです。

ヒビ割れが起こっているとそれが直るまでは外壁塗装を行うことが出来なくなります。一か所程度のひび割れであれば塗装を行う直前に少し直せばよいだけですが、全体が割れている場合にはそれを直すための工事を事前に行わなければならなくなります。修繕のための工事と外壁塗装という計2回の工事を実施しなければならなくなるため、どうしても施工の料金はトータルで大きくなってしまいます。

住んでいるか住んでいないかで費用は変わる

その住宅に住んでいるかどうかでも費用は変わります。しばらく住んでいない住宅であれば、建物内の換気を行うことが出来ていません。その結果、湿気がどんどんたまってしまい、それが家をもろくすることに繋がります。また、住んでいないということは異変に気づけないということでもあります。それらを要因として家が傷んでしまっていることも少なくありません。それゆえに住んでいない家の外壁塗装を依頼すると、本来よりも高額な費用が必要になることがあります。

住んでいる家の場合には換気が行われているので家はむしろ傷みにくく、細かな異変への対応も出来ている可能性が高いです。そのため、追加の施工料金を要求されてしまう可能性は低いといえるでしょう。ただし、実際に家に住むことによって壁に傷をつけてしまったり、柱にぶつかったりと直接的にダメージを与えているケースもあります。それらのダメージが外壁塗装の妨げになってしまう場合には、それらを修繕しなければならず、料金は高くなります。丁寧に扱っている場合にはその恐れはほとんどなくなります。

まとめ

外壁塗装の料金に影響を与える要因は多岐にわたっており、物理的に阻止出来ないものも多くあります。実際にメーカーに現地調査をしてもらうまでは正確な見積もりが出ないので、外壁塗装を検討しているのであればまずは確認してもらうことをお勧めします。料金だけでなく、工事のクオリティも踏まえて外壁塗装を依頼するメーカーを決めましょう。